MODE JAPAN Developer Blog

Here you'll learn all you need to know about developing with MODE.

MODE モビリティクラウドのご紹介

MODE エンジニアの武田です。今回はMODEのサービスの一つであるMODE モビリティクラウドについてご紹介します。そもそもMODEって何やっている会社?という方は私の前回の記事も読んでいただけると嬉しいです。

MODE モビリティクラウドとは

MODE モビリティクラウドはMODEが提供する領域特化型のサービスの一つであり、自動車や産業用車両といった移動体(モビリティ)からのデータ収集に特化した機能をSaaS型で提供しています。

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日本では20年程前からテレマティクス保険や車両遠隔管理・監視システムなど、車両センサーから収集するデータやインターネット技術を活用したサービスが数多く提供されてきています。それらに加えここ最近はMaaS (Mobility as a Service) という新たな概念、移動手段の最適化や都市交通の最適化といった新たなサービスも生まれ、車両から収集するデータの価値に改めて注目が集まってきています。

MODE モビリティクラウドは、これらのモビリティ関連サービスを構築する際に必要となる、車両からのデータを収集するための汎用的なシステムインフラをお客さまに提供します。データを収集するシステム部分はビジネスにおいては価値は生みにくい領域です。一方できちんと安定的に動くインフラを構築するためには技術とノウハウが必要です。この領域をデータ収集の専業集団であるMODEに任せていただくことで、お客さまにはビジネスのコアとユーザーに価値を提供するアプリケーション領域の開発に注力していただくことができます。

モビリティからのデータ収集に特化

モビリティクラウドでは、GPS、加速度、ドライバーの生体のセンサー、ビデオカメラといったモビリティ領域で一般的に用いられるセンサーに標準で対応しており、車両からのデータ収集をすぐにはじめることができます。 また、移動中の圏外など通信が不安定な環境でもデータを確実に収集するために「データの到達保証」を作り込んでいます。

スモールスタートが可能

データを収集するだけであれば、お客さま側でのシステム検討、開発、運用は必要ありません。期間限定で、1台から、すぐにデータの収集を始められます。お客さまのビジネスの拡大に合わせて10台、100台、1000台以上と徐々に台数を増やしていくことができます。また、日本国外での利用にも対応いたします。ご相談ください。

お客さまとの事業開発、システム開発

MODEはシステムインフラを提供する会社ですが、インフラを一方的に提供するだけではなく、お客さまと一緒に、お客さまの事業開発やシステム開発のお手伝いをしたいと考えています。MODEはお客さまを支援するサービスとしてMODE Labsを提供しております。MODE Labsの詳細はこちらをご覧ください。

www.tinkermode.jp

MODE モビリティクラウドの機能

MODE モビリティクラウドは車両に設置する各種センサー、センサーからデータを収集するゲートウェイ、高頻度/大容量データに対応したデータストア「Stream Data Service」、データを可視化するWebアプリケーションからなります。

標準センサー

標準でGPSおよび加速度のデータを収集できます。位置情報は1秒毎、加速度情報は150ms毎のデータを取得できます。加速度情報をもとに危険運転イベント判定(急ブレーキ、急加速、急ハンドル)を行っており、後述のビデオカメラと組み合わせることでそのイベント発生時の動画を記録することができます。

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オプションセンサー

以下のセンサーはオプション(別売)でのご提供となります。また、お客さま側で使いたいセンサーにカスタム対応することも可能です。お気軽にご相談ください。

OBD2ケーブル(12V車両専用)

車両側のOBD2コネクタと接続することにより車速やエンジン負荷などのデータを収集できます。 データを取得できない車種もあります。詳しくはご相談ください。

シートセンサー (デルタツーリング スリープバスター)

座席に装着したセンサーパッドから、ドライバーの体調(眠気・疲労)のデータを収集できます。

www.juki.co.jp

環境センサー

車内の温度、湿度、CO2、気圧などのデータを収集できます。センサーとゲートウェイの間は無線通信しますので車内の任意の場所に設置することができます。

ビデオカメラ

危険運転 (急加速、急ブレーキ、急ハンドル) 検出時に、その前後約10秒間の動画を記録します。動画はWebアプリケーションから参照したりダウンロードしたりすることができます。

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押しボタン

ドライバーが手動で押して利用します。データに対するタグ付けやドライバーからクラウドへのリアルタイム通知などにご利用いただけます。標準ではビデオ録画開始ボタンとして設定されており、ドライバーがボタンを押した前後約10秒間の動画を記録することができます。

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ゲートウェイ

各種センサーからデータを収集し、クラウドと連携するコンピューターです。ソフトウェアのインストールやOSなどは設定済みの状態で出荷されますので、シガーソケットプラグにさして電源を入れればデータの収集が開始されます。

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ゲートウェイは遠隔からの自動アップデートに対応しています。MODEは毎月1〜2回、機能追加や安定性向上のアップデートを行っています。電源を入れると自動的に更新され、更新中もデータ収集が止まることはありません。障害発生時は遠隔でシステムログの収集ができるようになっており、MODEのエンジニアが遠隔で原因を調査いたします。

また、ゲートウェイはクラウド側からのコマンドを受信して処理することもできます。ゲートウェイの電源が入っていればリアルタイムにそのコマンドを処理しますが、ゲートウェイの電源がOFFのときには次回電源がONになったときに処理が行われます。お客さまの用途によっては面白い使い方ができるのではないかと思います。ご相談ください。

なお、専用ハードウェアを使わない、Androidアプリ版のゲートウェイも現在開発中です。テストおよび安定性向上対応を続けており、2020年の早い時期に初版をリリースできる見込みです。

データストア

モビリティ領域では、加速度や動画など、高頻度/大容量のデータを扱う必要があります。モビリティクラウドでは高頻度/大容量データに特化したデータストア「Stream Data Service」(略称 SDS)を利用しています。 SDSはモビリティ領域における安定したデータ収集のためにMODEが独自に開発した仕組みです。高頻度/大容量データへの対応の他、ゲートウェイとデータを受ける側のクラウドが協調してデータの到達保証を実現しています。 蓄積されたデータはWebアプリケーションから見る他に、CSV形式で取得したりお客さまの業務システムや分析系システムと連携したりすることができます。

なお、蓄積されたデータはお客さまのものであり、MODEが利用することはありません。利用契約終了時には全てのデータが完全に破棄されますので必要な場合は予めお客さま側でダウンロードしておく必要があります。

ユーザーインターフェース

収集されたデータを利活用するアプリケーションは基本的にはお客さま側で開発していただくこととなりますが、蓄積されたデータを可視化するWebアプリケーションもご提供しております。このWebサイトでは、リアルタイムの状況確認の他、動画含む蓄積されたデータの確認とダウンロードができます。

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今後の予定

直近は対応センサーの追加やAPIの機能拡張を進めています。他には複数カメラ対応や静止画対応などのご要望を頂いており検討を進めております。お客さまのご要望に合わせたカスタマイズなども対応いたしますので詳しくはお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ|MODE - IoTクラウド センサーデータプラットフォーム