MODE JAPAN Blog

IoTを活用したデジタルトランスフォーメーションのための情報、開発の現場から技術的な情報や取り組みについてお届けします。

シートセンサー 「スリープバスター」 のご紹介

MODE エンジニアの武田です。当社ではクラウドやゲートウェイのシステムを開発するだけではなく 日々いろいろなセンサーや機器を実際に試してみたり使ってみたりしています。 今回はその中からシート型のセンサーを使ってその人の体調を測定する機器「スリープバスター」をご紹介します。

体調の変化・疲労度・眠気を「見える化」

バスやトラックの安全運行の徹底については、運転時間の基準遵守、日常点検、運転者に対する指導・教育等に加え、 近年ではIT 機器を活用した運転者のリアルタイムの運行状況の確認や疲労状態の確認が広く普及してきています。

スリープバスターはそのような機器のひとつであり、座席に装着したセンサーパッドで測定した体表脈波を解析し、 体調の状態の推定と警告をリアルタイムで行う車載機器です。開発・製造は株式会社デルタツーリングですが 販売代理店から購入することができます。

スリープバスター販売代理店(一部、敬称略、順不同)

www.juki.co.jp

www.yagikuma.co.jp

クラウドとの連携

スリープバスターは単独で動作する機器であり、インターネット接続などは必要としません。 しかし、MODE モビリティクラウドと組み合わせて利用していただくことで、 測定した結果をクラウドに送信・記録蓄積し、運行状況の見える化や運転者に対する指導・教育の基礎データとして活用できるようになります。 スリープバスターとゲートウェイの間はUSBケーブルで接続します。スリープバスターの計測結果はゲートウェイを通してクラウドに送信・蓄積管理されます。

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オフィス施設等での活用

スリープバスターは車載機器として運転手のモニタリングを行うために開発された機器ですが、当社では開発元と連携をとりながら MODE センサークラウドと組み合わたオフィスや施設等での活用検討や検証も進めています。 具体的なユースケースとしては、着席・離席の検知による見守りやバイタルデータの収集、快適なオフィス空間作りのための集中度測定などが挙げられます。

実際の測定結果

実際に測定をしたときの結果をご紹介します。私がスノーボードに行ったとある1日の往復の記録です。 グラフ部分が判定結果の時系列推移であり、運転開始後から60分間程の結果を表示しています。 スリープバスターによる判定結果は13段階あり、平常、注意、警告の状態を表します。 なお、判定の確度はおよそ85%(開発元計測値)です。

往路の記録

往路は眠気や疲れの自覚が無い平常状態での運転となります。注意レベルである「軽い眠気」などが判定されていますが、概ね平常レベル(3以下)から注意レベル(6以下)に収まっています。

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帰路の記録

帰路は疲れを自覚した状態での運転となります。運転開始20分後から警告レベルである「覚低状態」(覚醒水準の低下)や眠気・疲労が複数回判定されています。

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以下は帰路の仮眠休憩後の記録となります。休憩後は体調が回復した自覚がありましたが、スリープバスターの結果としても、全体として平常レベル(3以下)が長く続いていることが見て取れます。

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今回の結果は一人・1回の運転記録を簡易的に見える化しただけですが、複数人・複数回のデータを蓄積・解析することで判定精度の向上や、運転手毎の傾向や体調の管理とそれに基づく指導・教育等を行うことができるようになります。

おわりに

今回は簡単ではありますが、スリープバスターの紹介をさせていただきました。スリープバスターは当社のMODE モビリティクラウドやMODE センサークラウドと組み合わせて、1台からご購入・お試しいただくことができます。お気軽に当社までお問い合わせください。