MODE JAPAN Blog

IoTを活用したデジタルトランスフォーメーションのための情報、開発の現場から技術的な情報や取り組みについてお届けします。

次世代ドライブレコーダーに必要な強固なクラウドバックエンドを構築する

近年ドライブレコーダーの急速な普及によって各開発メーカー間の競争も激しくなってきており、ドライブレコーダーのコストパフォーマンスとどのように上げていくかが課題となっています。その中でIoT技術を活かしてドライブレコーダーとクラウドをつなげ新しい付加価値とビジネスチャンスを創造するニーズが増加しています。

この章では、ドライブレコーダーをクラウドに接続するために必要なバックエンドの構築方法とそのポイントを解説します。

多拠点・大容量データを安定して収集するクラウドバックエンド

現時点でバス・タクシー等の業務用車輌のドライブレコーダー普及率は8割を超え全国のあらゆる地域で無数のドライブレコーダーが日々稼働しています。そういった多数の機器からクラウドにデータを収集するのにIoT技術は欠かせません。

さらにドライブレコーダーという機器の特性上、温度センサなどの数値データと違って収集するデータが動画データというサイズが大きいデータを扱わなければならないのが収集システムを設計する場合の重要なポイントとなります。一般的に多拠点から少量データを収集するシステムは構築・運用ともに簡単ですが、多拠点から大容量データを収集するシステムの構築となるととたんに難易度が上がります。

ここに技術的に考察すべきポイントがあります。インターネットで利用されるプロトコルは多くが少数のサーバーから多拠点にデータを配信(ダウンリンク)することに特化しています。ですので、多拠点からクラウドストレージにデータを収集(アップリンク)しようとするとシステム側で様々な工夫が必要となります。

「MODE CLOUD COMPONENTS」はMODEが長年のIoTシステム構築の中で鍛え上げられたクラウドデータ収集に特化した機能群です。これらのクラウドコンポーネントを組み合わせることで強力なIoTデータ収集バックエンドを迅速かつ高コストパフォーマンスで構築することが可能です。

映像データをクラウドに送信するタイミング制御

運転中のすべての録画データをリアルタイムにクラウドに保存しようとすると、通信費用が高くなるのと同時にクラウドストレージの維持コストも大きくなるのでサービス価値を高くすることができません。

また、これはドライブレコーダーにかぎった話ではありませんが、機器の回路内と違って記憶領域と無線で通信するという点が重要です。通信状況に応じて不安定な場合の送信レートの制御、通信不能な場合のフォローアップ機能の実装を検討する必要があります。

これらはドライブレコーダーを活用したビジネスにおいては、そのビジネス戦略ごとに適した制御設計を行う必要があります。MODEでは、これらをニーズ毎に解決するためのクラウド機能群「MODE CLOUD COMPONENTS」を提供している他、ドライブレコーダーをIoT化する上で必要なハードウェア性能、制御に関する専門の技術者による技術ノウハウ指導、開発サポートを行っています。

ニーズに応じた通信技術を選択する

IoTシステムを運用する上でのランニングコストとして「通信費」と「ストレージ維持費」は重要なポイントです。特に通信費に関しては、コストパフォーマンスを上げるための多様な選択肢と誰がどのように担保するかを含めた戦略的考察が多岐にわたるため、最適解を捻出することが簡単ではありません。

MODEでは、各通信系企業とのオープンなパートナーシップの中と豊富な実装経験の中からお客様のビジネスニーズに応じた最適な通信技術についてのアドバイスを行っています。

ビジネス企画からシステム開発までトータルサポート

MODEのIoT製品開発プログラム「MODE Labs」は、IoT製品企画から開発コンサルティング、システム開発、マーケティングまでお客様のIoTビジネス成功のためフルサポートを月額定額料金で承っております。このプログラムは「ハードウェア製品開発、販売を得意としているが、IoT・クラウド等の技術ノウハウが不足している」という悩みをお抱えの企業様に好評いただいております。

その他業種ごとのデータ収集・分析ソリューションについては下記の事例集をご覧ください。 www.tinkermode.jp