MODE JAPAN Blog

IoTを活用したデジタルトランスフォーメーションのための情報、開発の現場から技術的な情報や取り組みについてお届けします。

「センサーを活用した”現場主導の”スマートシティの実現」セミナー動画

2021年7月9日に開催されたオンラインカンファレンスのアーカイブ動画をご紹介します。

本セミナーでは、センサーを活用した”現場主導の”スマートシティの実現について、Japan Country Managerの上野がご説明いたしました。

イントロダクション

世界各所でスマートシティと叫ばれていますが、多くのプロジェクトはなかなかうまく行っていないという現状があります。街やくらし、生活には多様性があり、すべてがITで解決できるものではありません。米国在住の観点から米国と日本と比較をしながら、センサーを活用した各街にあったスマートシティの実現方法を考察しました。

スマートシティの中のMODE

スマートシティでは、都市のあらゆるモノがインターネットに繋がり、人・モノ・情報をリアルタイムで結びつけることで、次世代の魅力ある街づくりが可能となります。

MODEでは、リアルデータを収集するためのゲートウェイ、センサー特化時系列データベースとユーザーインターフェースをワンストップで提供しております。エリアごとの人の流動量、公共交通機関・民間運送業等の移動状況、各種施設の混雑状況可視化など、ITシステムの巨大な集合体となる都市OSの設計に最適化したIoTプラットフォームをご用意しています。 私たちは、お客様が今まで実現できなかったデータ活用のアイデアを一緒に実現したいと考えています。

目次

  1. イントロダクション

  2. 自己紹介&会社紹介

  3. センサーを活用した"現場主導"のスマートシティの実現

  4. そもそも「スマートシティ」とは?

  5. 考察 海外の事例と実際

  6. これが本当に「スマート」なのか?

  7. ITが主役ではなく それぞれの現場の課題を解決する施策をIT/IoTで補完していくことが重要

  8. 各現場主導でそれぞれの課題に向き合い、アクションをしていく

  9. “現場主導”のスマートシティを実現するために

  10. センサーを活用したダイナミックなフィードバックループをつくる

  11. 最後にお伝えしたいこと

内容紹介

そもそも「スマートシティ」とは?

2019年に野村総合研究所(NRI)さんが発表したスマートシティの定義をご紹介します。

スマートシティとは、都市内に張り巡らされたセンサーを通じて、環境データ、設備稼働データ・消費者属性・行動データ等の様々なデータを収集・統合してAIで分析し、さらに必要な場合にはアクチュエーター等を通じて、設備・機器などを遠隔制御することで、都市インフラ・施設・運営業務の最適化、企業や生活者の利便性・快適性向上を目指すもの

MODEがこれまで行ってきたことは、すべてスマートシティと同じような考え方です。 センサーを使ってデータを収集し、利便性や快適性、コスト削減を見据えた提案をしてきました。

一方で、2020年5月にはGoogleが実施していたスマートシティプロジェクトが突然終了するというショッキングなニュースも入りました。

www.wired.com

このニュースにより、現実世界というアナログ世界の中に、急にWebの会社が入ってきて「こうやったらできるよね?」とプロジェクトを実行しようとしても、なかなか難しいということが証明されました。

考察 海外の事例と実際

上記のGoogleのスマートシティの事例以外に、海外ではどういった事例があるのか、またそれらに対する上野の考察をご紹介しましょう。

ニューヨーク
スマートシティの施策の一部として、公衆電話を無料Wi-Fiステーションや充電ステーションへ置き換えました、それらの運営は広告費でまかなっています。 しかし、実際には無料で使えるため、ホームレスがオフィスのように使ってしまい、一般の人は使わない設備となってしまいました。

サンフランシスコ
データをオープンデータとして公開していくようにしたのですが、公開したデータとは別に、万引きのような軽犯罪が流行しています。

ダラス
自動車やインフラ、公安などで活用できるスマートシティのプラットフォームを立ち上げたものの、実際にWebサイトを訪問すると「Page Not Found!」となってしまいます。また家の温度を制御するためのサーモスタットを使い、エアコン使用による電力不足を懸念した電力会社が、勝手に個人宅のエアコン設定が変更してしまいます。


こんな「スマートシティ化」が本当にスマートなのでしょうか?

ダラス郊外の例

一方、このような事例もあります。

  • 市からの無料新聞配布
    市から無料で新聞が配布されます。配達員さんが配りに来ることで、地域の状態をしっかりと確認できるメリットがあります。市民からは新聞代は徴収せず、広告費で賄われています。

  • 監視カメラ機能付きドアベル
    各戸に監視カメラ機能のついたドアベルが設置されています。人感センサーで、ドアの前に訪問者が来たら教えてくれたり、近所で起きた犯罪情報を近所で共有したりしてくれます。

これまでリアル世界の施策だけでは守りきれなかったセキュリティや利便性をIT/IoTが補完する一方、これまで自治体がつけていた機器などを個人がつけ、そのデータをコミュニティでシェアすることによって、安全を守っていく良い例です。

さらにCOVID-19の影響で、アメリカではオンライン授業とオフライン授業の両方が半分ずつになりました。これまでは各学校が両方を運営していましたが、次学期からはオンライン授業は市で統合、オフライン授業は各学校で運営するように変更されます。

デジタルは統合され、リアルは分散していくのは非常に効率の良い方法です。この例だけでなく、デジタルは統合されていくというのは重要なポイントです。

スマートシティ化に向けて大切なこと

冒頭のGoogleによるスマートシティプロジェクトのように、「スマートシティ」というとITが主役になりがちです。しかし世の中は非常にアナログなので、それぞれの現場の課題を解決する施策をIT/IoTで補完していくことが重要です。

さらに世界には「完全に同じ街」は存在しません。課題は街の状況によって大きく異なります。状況に応じ、街ごとにその課題を解決していく必要があります。

各現場主導で現実の課題を把握し、それぞれの課題に向き合いアクションをしていくことが重要です。

“現場主導”のスマートシティを実現するために

それでは“現場主導”のスマートシティを実現するためにはどうしたら良いでしょうか? ここから先はいくつか、データ活用に関連したTipsなどをご紹介しています。気になる方、続きはぜひ動画でご確認ください!

開始位置はちょうどよく、22:08に合わせてあります。 youtu.be

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